ワンルームで働いていると、デスクの下が気になってきます。ぽっかり空いているのに、何を置いていいのか分からない。ワゴンを買ってみたら、今度は足が当たるようになった。
先に結論を書きます。デスク下には414Lの空間があります。そのうち脚が使うのは124L、残りの290L(7割)は収納に使えます。 ただし使えるのは左右だけで、中央は空けておく必要があります。
この記事では、その容積を計算してから、置いていい場所と置いてはいけない場所を分けます。デスクそのもののサイズはデスクのサイズの選び方にまとめています。
【計算】デスク下には、どれだけの空間があるか
数字にしてみます。ワンルームで選べるデスクは幅100×奥行60cmでした(デスクのサイズの記事)。
天板の高さは70〜72cm。天板の厚みはモニターアームの記事で調べたとおり15〜25mmが中心なので、ここでは天板71cm・厚み2cmとして計算します。
床から天板の裏まで 71 − 2 = 69cm
デスク下の容積
幅100 × 奥行60 × 高さ69 = 414,000cm³ = 414L
414L。 数字だけ見ると、かなりの容量です。押入れの下段ほどではありませんが、衣装ケースなら何個も入る大きさです。
ただし、ここには先客がいます。
【計算】脚が使う領域は124L
座ると、膝から下がこの空間に入ります。占める範囲を出します。
- 幅:肩幅ぶんとして45cm(チェアの記事で使った数字)
- 奥行き:膝が入る範囲として40cm(※ここは体格で変わるので、自分の膝で測ってください)
- 高さ:69cm(床から天板の裏まで全部)
45 × 40 × 69 = 124,200cm³ = 約124L
414L − 124L = 290L。 デスク下の7割は、脚に触れずに使えます。
問題は、その290Lが中央ではなく左右に分かれていることです。
デスクの幅 100cm
脚の領域 − 45cm
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左右に残る幅 27.5cm ずつ
片側27.5cm。 これが、デスク下に置けるものの幅の上限です。
置いていい場所、置いてはいけない場所
置いていい:左右の27.5cm
幅27.5cm以下のものなら、脚に当たりません。ファイルボックス(一般的な幅は10cm前後)を数個、細身のワゴン、ゴミ箱あたりが収まります。
置いてはいけない:中央
ここに物を置くと、脚の行き場がなくなります。すると座る位置が前にずれて、体がデスクから離れます。姿勢が崩れるのは椅子のせいではなく、デスク下に物があるせいということが起こります。
「デスク下にワゴンを入れたら窮屈になった」は、たいてい幅の問題です。ワゴンの多くは幅35〜45cmあるので、左右の27.5cmには入りません。中央に寄せるしかなくなり、脚とぶつかります。
高さにも上限があります
床から天板の裏まで69cmです。ここを見落とすと、買ったものが入りません。
カラーボックス3段は入らないことが多いです。押入れの記事で書いたとおり、3段は高さがあります。デスク下に入れるなら2段か、横に倒して使うことになります。
キャスターを付ける場合は、キャスターの高さぶんを引いてください。5cmのキャスターなら、本体は64cm以下である必要があります。
昇降デスクの場合は、固定物を置けません
昇降デスクの記事で調べたとおり、昇降デスクの可動幅は最大65.4cmです。天板が下がったときの高さは57.8〜72cm。
天板が動くので、デスク下の高さは一定ではありません。 下限まで下げたときに当たらない高さにするか、キャスター付きにして使うときだけ引き出すことになります。昇降デスクを使うなら、デスク下は基本的に空けておくほうが素直です。
配線はデスク下ではなく、天板の裏へ
ケーブル配線の記事で書いたとおり、電源タップは天板の裏に付けるほうが有利です。
床に置くと、デスク下の290Lのうち一番使いやすい場所をタップが占めます。しかも埃が溜まります。貴重な床の面積を、動かさないものに使わないほうがいいと思います。
賃貸で気をつけること
床に直置きしない。 賃貸は退去時に床の状態を見られます。重い物を直に置くと跡が残ることがあります。キャスター付きか、脚のあるものを選ぶと、掃除もしやすくなります。
掃除機が入る高さを残す。 デスク下は埃が溜まりやすい場所です。全部を収納で埋めると、掃除のたびに物を出すことになり、結局やらなくなります。
よくある質問
Q. ワゴンは置けませんか
幅27.5cm以下の細身のものなら置けます。一般的なワゴン(幅35〜45cm)は左右に入らないので、デスクの横に置くほうが現実的です。ただしその場合、デスク環境の面積が1畳を超えます。
Q. 足を伸ばしたいのですが
伸ばすなら、奥行き40cmでは足りません。膝下ぶんの60cm前後を空けることになり、デスク下はほぼ使えなくなります。足を伸ばして働きたいなら、収納は諦めるという判断になります。
Q. PCの本体はどこに置けばいいですか
デスクトップPCなら、左右の27.5cmに収まるかを先に測ってください。入らなければ天板の上か、デスク横です。排熱があるので、壁との隙間を数cm空けてください。
Q. 引き出し付きのデスクはどうですか
引き出しは中央の上部を使うので、腿のすき間が削られます。天板と座面の差は25〜30cmでした(デスクのサイズの記事)。引き出しの底までの高さを確認してから選んでください。
まとめ
- デスク下の空間は414L(幅100×奥行60×高さ69cm)
- そのうち脚が使うのは124L。残り290L(7割)は収納に使える
- ただし使えるのは左右の27.5cmずつ。中央は空ける
- 一般的なワゴン(幅35〜45cm)は左右に入らない。デスク横に置くことになる
- 昇降デスクなら、デスク下は空けておく(天板が上下するため高さが一定でない)
デスク下が使いにくいのは、空間が狭いからではありません。使える場所が中央ではなく左右にあるからです。そこさえ分かれば、290Lは十分に使えます。


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