在宅ワークの冬は、足元が冷えます。エアコンの温度を上げても顔だけ火照って、机の下は冷えたまま、ということがありますよね。デスク下に何か置こうと調べ始めると、パネル、マット、温風機と種類が多すぎて決められない。
先に結論を書きます。幅100cmのデスクで、左右の収納を残したまま置けるのは「幅45cm以下」の足元ヒーターです。 電気代はカテゴリで大きく分かれます。足入れ型の中央値(20W)で月99円、囲み型パネル(160W)で月794円、温風機(885W)で月4,390円です(いずれも定格で1日8時間×月20日使った場合の上限)。
温風機だけは、コンセントとブレーカーの計算が別に要ります。
この記事では、25製品の寸法と消費電力を調べ、デスク下収納の記事で出したデスク下の寸法に入るかを1製品ずつ判定します。そのうえで、条件別にどれを選ぶかまで書きます。
比べる前に決めておく数字
デスク下の寸法
デスク下収納の記事で計算した寸法をそのまま使います。
デスク 幅100 × 奥行60cm(天板71cm・厚み2cm)
デスク下 幅100 × 奥行60 × 高さ69cm = 414L
脚の領域(中央) 幅45 × 奥行40 × 高さ69cm = 約124L
左右に残る幅 (100 − 45) ÷ 2 = 27.5cm ずつ
足を囲むヒーターやマットは、脚の領域(中央)に置くことになります。すると、製品の幅が45cmを超えた分だけ、左右の収納が削られます。
左右に残る幅 = (100 − 製品の幅) ÷ 2
温風機は脚の領域ではなく、左右の27.5cmに置く前提で判定します。天板の裏に付けるタイプは床を使いませんが、そのかわり天板の下の高さが減ります。
電気代の単価と計算式
単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(税込)を使います。令和4年(2022年)7月22日に改定された値で、2026年9月25日時点でも同協議会のFAQに現行値として載っています(家電公取協 よくある質問)。
1時間の電気代 = 消費電力(W) ÷ 1000 × 31円
1か月の電気代 = 消費電力(W) ÷ 1000 × 8時間 × 20日 × 31円
= 消費電力(W) × 4.96円
例)160W → 160 × 4.96 = 793.6円 ≒ 794円/月
この記事の月額は、定格の消費電力で連続運転したときの上限です。サーモスタットで入り切りする製品は、実際にはこれより下がります。
メーカーの「電気代◯円」の表示は、そのまま並べて比べないほうがいいです。調べた範囲では、単価が27円(山善の旧型番ページ)・31円・34円(ライソン)の3種類混ざっていました。山善やサンワのように、定格ではなく平均の消費電力量で計算している表示もあります。同じ条件で計算し直したのが、次の表です。
カテゴリ別の比較
2026年9月25日時点で、メーカー公式・直販・価格.com・楽天・マイベストに載っていた25製品のうち、22製品を5つのカテゴリに分けました(残る3製品は表の下に注記)。
| カテゴリ | 製品数 | 消費電力の幅 | 中央値 | 1時間 | 月額(8h×20日) | 置く場所 | 1畳デスクとの相性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 足入れ型 | 3 | 5〜27W | 20W | 0.62円 | 99円 | 脚の領域の床 | 3製品とも幅45cm以内 |
| ホットマット | 5 | 26〜80W | 40W | 1.24円 | 198円 | 脚の領域の床 | 45×45cmまでは入る。60×60cm以上は左右を削る |
| 天板裏タイプ | 2 | 27〜50W | ― | 0.84〜1.55円 | 134〜248円 | 天板の裏 | 床を使わない。天板の下が3.5〜4cm低くなる |
| 囲み型パネル | 8 | 150〜200W | 160W | 4.96円 | 794円 | 脚の領域 | 幅41〜74cm。幅が分かる7製品のうち45cm以下は3製品 |
| 温風機 | 4 | 600〜1200W | 885W | 27.4円 | 4,390円 | 左右の27.5cm | 幅28cmの1製品だけ入らない |
※ほかに、巻き付け型2製品と前面1枚のパネル1製品を参考として別に載せています(120〜195W)。合計25製品です。
表から分かったことを書きます。
囲み型パネルは160Wに集まっています。 8製品のうち4製品がちょうど160W、7製品が150〜170Wの範囲でした。「足元ヒーター」と聞いて思い浮かぶ形の、標準的な電力です。
温風機の中央値は、足入れ型の中央値の約44倍です(4,389.6 ÷ 99.2 = 44.25)。囲み型の標準160W(月794円)と比べても約5.5倍になります。1200Wの温風機に絞ると、160Wの7.5倍です(5,952 ÷ 793.6)。
25製品の寸法・電気代・判定
判定の「○」は、デスク下(幅100×奥行60×高さ69cm)に入り、置き場所の条件も満たすものです。左右に残る幅は、上の式で計算しました。価格は2026年9月25日時点で、出典によって種類(直販・希望小売・最安)が違うので括弧に書いています。
足入れ型(脚の領域の床に置く)
| 製品 | 外寸(幅×奥行×高さcm) | 消費電力 | 月額上限 | 判定(左右に残る幅) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| コイズミ USBフットウォーマー KDF-0513U | 約35×35×12 | 5W | 25円 | ○ 32.5cm | 5,980円(公式ストア・在庫切れ) |
| コイズミ 電気スリッパ KDF-4002 | 約18×37×15(片足) | 20W | 99円 | ○ 2足並べて幅36cmなら32cm | 8,633円(楽天・取り寄せ) |
| 広電 電気足温器 VWT401HSC-MM | 本体 約40×40(高さはメーカーで要確認) | 27W | 134円 | ○ 30cm | 4,180円(楽天) |
足入れ型は3製品とも脚の領域に収まります。電気スリッパの並べ方はメーカーの記載を確認できていないので、2足を横に並べた場合の計算です。
ホットマット(脚の領域の床に敷く)
| 製品 | 外寸(cm) | 消費電力 | 月額上限 | 判定(左右に残る幅) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山善 ミニホットマット YMM-W402 | 40×40 | 26W | 129円 | ○ 30cm | 3,062円(価格.com最安) |
| 山善 ホットマット YMM-W45BF | 45×45 | 36W | 179円 | ○ 27.5cm | 確認できず |
| 広電 電気マット VWM451K-HM | 約45×45 | 40W | 198円 | ○ 27.5cm | 確認できず |
| 山善 ホットマット YMM-W60BTH | 60×60 | 72W | 357円 | △ 20cm(奥行はデスクいっぱいの60cm) | 確認できず |
| 山善 電気マット YMM-W45902TH | 45×90 | 80W | 397円 | △ 90cmを横向きにして5cm | 確認できず |
45×45cmのマットは、奥行45cmが脚の領域(40cm)を5cm超えますが、デスクの奥行60cmには収まります。45×90cmは縦向きだと奥行60cmに入りません。 横向きにすると、左右は5cmずつしか残りません。
天板裏タイプ(天板の裏に取り付ける)
| 製品 | 外寸(cm) | 消費電力 | 月額上限 | 判定 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| サンワサプライ デスクヒーター 400-DKPH001 | 38×33×3.5 | 27W | 134円 | ○ 床は使わない。天板の下69cm → 65.5cm | 5,980円(サンワダイレクト) |
| フジカ パルサーモ DPH-50A | 38×33×4 | 50W | 248円 | ○ 床は使わない。天板の下69cm → 65cm | 8,980円(サンワダイレクト) |
※同じ寸法・同じ27WのサンワサプライPH-DESK1W2は、公式ページで「廃止製品」になっています。
床を使わないかわりに、注意点が1つあります。デスク下収納の記事で書いたとおり、天板と座面の差は25〜30cmです。腿の上に取り付けると、そのすき間が21.5〜26.5cm(3.5cm厚の場合)に減ります。 取り付ける前に、座った状態で腿と天板裏の距離を測ってください。
囲み型パネル(脚の領域に置く)
| 製品 | 外寸(幅×奥行×高さcm) | 消費電力 | 月額上限 | 判定(左右に残る幅) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| スリーアップ パネルフットウォーマー PH-T2519 | 41×34×60 | 150W | 744円 | ○ 29.5cm | 6,860円(マイベスト掲載) |
| 山善 パネルヒーター YPHS-160 | 45×30×58 | 160W | 794円 | ○ 27.5cm | 8,980円(山善ビズコム) |
| アイリスオーヤマ デスクパネルヒーター PH-TSA | 45×30×48(使用時) | 160W | 794円 | ○ 27.5cm | 9,330円(楽天) |
| パナソニック デスクヒーター DC-PKD4 | 48×45×30 | 165W | 818円 | ○ 26.0cm | 12,681円(価格.com最安) |
| サンコー 6面大型パネルヒーター PNLH25HBK | 55×33×60 | 160W | 794円 | ○ 22.5cm | 10,240円(公式・セール価格。通常12,800円) |
| TOKAIZ パネルヒーター 5面 TPH-001S | 約57×40×30(向きはメーカーで要確認) | 200W | 992円 | ○ 57cmが幅なら21.5cm | 9,980円(希望小売価格) |
| ニトリ 折りたためるパネルヒーター KFJ-3ZD | 74×27×50(使用時) | 170W | 843円 | ○ ただし13.0cm | 7,990円(ニトリ公式) |
| TOKAIZ パネルヒーター 3面 TPH-002S | 約40×50×30(どちらが幅かはメーカーで要確認) | 160W | 794円 | ○ 40cmが幅なら30cm/50cmが幅なら25cm | 7,980円(希望小売価格) |
高さで入らない製品はありません。 高さが分かる製品はすべて60cm以下で、デスク下の69cmに収まります。
問題になるのは幅です。幅が確定している製品で、脚の領域(45cm)の内側に収まるのは、スリーアップ・山善 YPHS-160・アイリス PH-TSAの3製品でした。ニトリ KFJ-3ZDは幅74cmで、左右の収納幅を27.5cmから13.0cmに削ります。 一般的なファイルボックス(幅10cm前後)なら片側に1つ入るくらいの幅です。
参考|巻き付け型・前面1枚のパネル
| 製品 | 外寸(cm) | 消費電力 | 月額上限 | 判定(左右に残る幅) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ ぐるポカ APH-R12B | 巻いて直径 約44(展開時138cmから計算) | 120W | 595円 | ○ 28.0cm | 5,950円(価格.com最安) |
| ライソン 巻くコタツ足暖 KSHT-006A | 直径42×高さ52.5 | 195W | 967円 | ○ 29.0cm | 8,980円(公式ストア) |
| 山善 薄型ミニパネルヒーター DP-SB1611 | 40.5×15×32.5 | 160W | 794円 | ○ 約29.8cm(前面1枚で囲まない形) | 5,980円(山善ビズコム) |
アイリスの直径は、メーカーが使用時の直径を出していないため、展開時の長さ138cm ÷ π で計算した値です。
温風機(左右の27.5cmに置く)
| 製品 | 外寸(幅×奥行×高さcm) | 消費電力 | 月額上限 | 判定(27.5cmに対する余り) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山善 ミニセラミックヒーター DMF-SE061 | 16.5×12×26 | 600W | 2,976円 | ○ 余り11cm | 5,480円(山善ビズコム) |
| 山善 ミニセラミックファンヒーター DMF-E06 | 16.5×12×26 | 600W | 2,976円 | ○ 余り11cm | 確認できず |
| アイリスオーヤマ 人感センサー付セラミックファンヒーター JCH-12TD4 | 26×13.5×38.5 | 1200W | 5,952円 | ○ 余り1.5cm | 8,980円(楽天) |
| パナソニック セラミックファンヒーター DS-FN1200 | 28.0×13.5×31.5 | 強1170W/弱640W(50Hz) | 強5,803円/弱3,174円 | × 0.5cmはみ出す | 大手量販の価格を確認できず |
※JCH-12TD4の高さは、販売ページによって37.9cmとも書かれています。判定には影響しません。
パナソニック DS-FN1200は、左右の27.5cmに0.5cmだけ入りません。 奥行13.5cmの面を横に向ければ入りますが、吹き出し口の向きが変わるので、その置き方はおすすめしません。同じ1200WクラスでもJCH-12TD4(幅26cm)は入ります。温風機は1cm単位で差が出ます。
温風機を選ぶなら、先にコンセントとブレーカーを計算する
パネルやマットは26〜200Wなので、電源の心配はほとんど要りません。温風機は600〜1200Wで、ここから話が変わります。
二口コンセントは「2つ合わせて」1500W
壁のコンセント(15A定格)は、100V × 15A = 1500Wまでです(パナソニック FAQ)。NITE(製品評価技術基盤機構)は、二口コンセントの場合は二口の合計で1500Wだと注意しています(NITE 2024年1月25日の注意喚起)。一口ずつ1500Wではありません。
二口コンセントの片方に温風機を挿した場合
コンセントの上限 1,500W
温風機 JCH-12TD4 − 1,200W
──────────────────────────
もう片方に使える分 300W
囲み型パネル(160W)なら 1,500 − 160 = 1,340W
電源タップも同じく、一般的な定格は15A・1500Wです(埼玉県 テーブルタップの発熱等に関するテスト)。同じテストでは、1,850Wを流すとほとんどの製品で最も熱い部位が50℃以上になりました。
NITEは「消費電力の大きな機器には延長コードなどは極力使用しない」「コードは束ねず使用する」とも書いています(NITE テーブルタップ・延長コード)。温風機は、デスク用のタップではなく壁のコンセントに直接挿すのが素直です。 ケーブル配線の記事で書いた「タップを連結しない」「きつく束ねない」は、暖房を足すときにもそのまま当てはまります。
ブレーカーは20Aとは限らない
分電盤の子ブレーカー(1回路の上限)は、15Aのコンセントの回路なら20Aまたは15Aと決められています(パナソニック FAQ)。よく見る「1回路20A=2000W」は、20Aの場合の数字です。
しかも、同じ回路なら、壁の別のコンセントに挿しても合計されます。
温風機(1200W)を使うと、同じ回路に残るのは
20Aの回路 2,000 − 1,200 = 800W
15Aの回路 1,500 − 1,200 = 300W
囲み型パネル(160W)なら
20Aの回路 2,000 − 160 = 1,840W
15Aの回路 1,500 − 160 = 1,340W
15Aの回路だと、温風機のほかに使えるのは300Wです。そこにPCやモニター、同じ回路の別の家電が乗ります。デスク機器の消費電力は機種ごとに違うので、この記事では調べていません。手順として書くと、こうなります。
- 分電盤の子ブレーカーで、アンペア(20Aか15Aか)と、デスク脇のコンセントがどの回路かを確認する
- PC・モニターなどのACアダプターや本体ラベルに書かれたW数を足す
- 2の合計に温風機のW数を足して、回路の上限(2000Wか1500W)を超えないかを見る
デスク脇のコンセントが、電子レンジやドライヤーを使うコンセントと同じ回路かどうかは、部屋によって違います。一般化できないので、分電盤の表示で確かめるしかありません。
低温やけど・熱風・マットの折り曲げ
皮膚が45℃なら、1〜3時間で低温やけどの目安に入る
NITEが示している、皮膚の温度と低温やけどに至る時間の目安です(NITE 製品安全情報マガジン Vol.441)。
| 皮膚の温度 | 時間の目安 |
|---|---|
| 44℃ | 3〜4時間以上 |
| 45℃ | 1〜3時間 |
| 46℃ | 30分〜1時間程度 |
| 47℃ | 45分程度 |
| 50℃ | 2〜3分 |
同じページには、37〜38℃でも数時間の接触で熱傷と診断された事例が載っています。
メーカーが公表している表面温度(最大)を並べると、こうなります。
- 約43〜45℃:コイズミ KDF-0513U(約43℃)、コイズミ KDF-4002(約44℃)、広電 VWT401HSC-MM(約45℃)、山善 YPHS-160(約45℃)、サンコー PNLH25HBK(強 約45℃)
- 50℃以上:ライソン KSHT-006A(高 約50℃)、サンワ 400-DKPH001(約55℃・室温22℃時)、パナソニック DC-PKD4(強55℃・室温20℃時)、アイリス PH-TSA(強55℃・室温20℃時)、TOKAIZ TPH-001S・TPH-002S(強68℃)
表面温度と皮膚の温度は同じではありません。靴下や距離で下がります。それでも、1日8時間の作業時間は、45℃の目安(1〜3時間)より長いことは覚えておいてください。パナソニックもDC-PKD4のページで「時々暖めている部位を変える」よう書いています(パナソニック)。
サンコーやライソンは4時間で自動OFFになります。8時間働けば1回は入れ直すことになりますが、そのタイミングで足の位置と温度設定を見直すと考えると、タイマーの意味が変わります。足入れ型は足の裏が面に触れ続ける形なので、特に「当て続けない」を意識したほうがいいと考えています。
温風は、触れなくてもやけどする
消費者庁は「ストーブやヒーターに直接触れなくても、熱気や熱風によりやけどをする場合があります。器具からは十分に距離をとり、長時間当たり続けないようにしましょう」と注意しています(消費者庁 子ども安全メール Vol.641)。
デスク下の温風機は、すねに近い位置から風が当たる配置になりがちです。左右のゾーンに置くなら、吹き出し口を脚に向けっぱなしにしないことです。
マットは折り曲げない、キャスターで踏まない
NITEは電気マットについて、「本体を折り曲げたり、しわの寄った状態で使用しない」と注意しています(NITE 2025年1月14日「就寝時の“足元”暖房にご用心」)。
デスク下でホットマットや足温器を使うと、椅子のキャスターで踏む位置に来ることがあります。チェアマットの記事で計算したとおり、椅子はデスクの前面から約100cmの範囲を動きます。マットは脚の領域の奥に敷き、キャスターの通り道から外してください。折れたまま使うのも同じ注意に当たります。
じゃあどれを選ぶか|条件別の3案
私が1畳のデスクで選ぶなら、最初に「左右の27.5cmを守れるか」で絞ります。そのうえで、囲みたい範囲と床の使い方で分かれます。
案1|ひざ下まで囲みたい → 幅45cm以下の囲み型パネル
左右の収納を削らずに置けるのは、この3製品です。
| 製品 | 幅 | 消費電力 | 月額上限 | 確認できた機能 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| スリーアップ PH-T2519 | 41cm(左右29.5cm) | 150W | 744円 | 2/4/6時間で自動OFF | 6,860円 |
| 山善 YPHS-160 | 45cm(左右27.5cm) | 160W | 794円 | 転倒OFF、切り忘れ防止タイマー。表面 約45℃ | 8,980円 |
| アイリスオーヤマ PH-TSA | 45cm(左右27.5cm) | 160W | 794円 | 6時間で自動OFF | 9,330円 |
いちばん幅が狭く、電力も小さいのはスリーアップです。山善は表面温度の上限が約45℃で、表面温度を公表している囲み型の中では低い側にあります。左右の収納を最初から使っていないなら、ニトリ KFJ-3ZD(幅74cm・切タイマー最長6時間・7,990円)も候補に入ります。
昇降デスクで天板を低く下げる人は、高さも見てください(下のよくある質問に書きました)。
案2|床に何も置きたくない → 天板裏タイプ
サンワサプライ 400-DKPH001(27W・月134円・5,980円)。1〜7時間の設定OFFと、8時間の自動OFFがあります。床を使わないので、デスク下の290Lをそのまま収納に回せて、掃除のときに動かすものも増えません。
条件は、腿と天板裏のすき間が3.5cm減っても窮屈にならないことです。取り付け位置は、座って測ってから決めてください。
案3|足先だけでいい、電気代を最小にしたい → 足入れ型
- 広電 VWT401HSC-MM(27W・月134円・4,180円・表面 約45℃)。調べた足入れ型の中でいちばん安い価格でした。タイマーの有無はメーカーで要確認です
- コイズミ KDF-4002(20W・月99円・8時間で自動OFF・表面 約44℃)
5WのUSB給電タイプ(コイズミ KDF-0513U)もありますが、調査日時点で公式ストアは在庫切れでした。
温風機は、分電盤を見てから
温風機は、足元だけでなく周りの空気を温風で暖める方式です。月額の上限は600Wで2,976円、1200Wで5,952円。足元だけを目的にするなら、候補の最後に回してかまいません。
それでも選ぶなら、左右の27.5cmに入る山善 DMF-SE061(600W・転倒OFFあり・5,480円)が収まりのいい候補です。壁のコンセントに直接挿し、同じ二口のもう片方には何も挿さない前提で考えてください。
よくある質問
Q. 電気代は表のとおりかかりますか
表の月額は、定格の電力で8時間つけっぱなしにした上限です。サーモスタットで入り切りする製品は、これより下がります。たとえば山善 YMM-W45BFは36Wで、定格なら1時間1.12円のところ、メーカー表示は強で約0.7円でした。ただし単価の前提はメーカーごとに違うので、比べるときは同じ式で計算し直した数字を使ってください。
Q. 昇降デスクでも使えますか
天板裏タイプは天板と一緒に上下します。コードには、昇降デスクの記事で調べた可動幅(最大65.4cm)の分の余裕が要ります。ケーブル配線の記事で書いたとおり、目安は1.5m以上です。
床置きのパネルは、天板の下げすぎに注意してください。同じ記事で調べた9台のうち、いちばん低く下がる机(山善 EHD-1270)は天板の高さが57.8cmでした。天板の厚みを2cmとすると、床から天板裏までは約55.8cmです。
床から天板裏 57.8 − 2 = 約55.8cm
パネルの高さ 58〜60cm
足りない分 2.2〜4.2cm
高さ58〜60cmのパネル(山善 YPHS-160、サンコー PNLH25HBK、スリーアップ PH-T2519)は、この机を一番下まで下げると入りません。 高さ48cmのアイリス PH-TSAなら入ります。下限と天板の厚みは机によって違うので、自分の机の数字で計算し直してください。
Q. デスク用の電源タップにつないでいいですか
パネルやマット(26〜200W)なら、タップの定格1500Wに対して1割強までです。PC周りと一緒につないでも枠は残ります。温風機はタップにつながず、壁のコンセントに直接が、NITEの注意に沿った使い方です。
Q. 自動OFFで切れるのは不便ではありませんか
4時間で切れる製品なら、8時間の作業で1回は入れ直すことになります。一方で、NITEの目安では皮膚の温度が45℃なら1〜3時間で低温やけどに至ります。入れ直すたびに足の位置を変えると考えれば、切れること自体が区切りになります。
まとめ
- 記事⑨のデスク下(幅100×奥行60×高さ69cm)で、左右27.5cmの収納を残すなら幅45cm以下。高さで入らない製品は、調べた範囲ではゼロ(昇降デスクを一番下まで下げる場合は別。よくある質問を参照)
- 月額の上限(31円/kWh・8時間×20日)は、足入れ型99円、ホットマット198円、囲み型パネル794円、温風機4,390円(いずれも中央値)。温風機は足入れ型の約44倍
- 温風機は、二口コンセントの合計1500Wと、20Aまたは15Aのブレーカーの両方で計算する。15Aの回路なら、1200Wの温風機の横に残るのは300W
- パナソニック DS-FN1200(幅28.0cm)は左右27.5cmに0.5cm入らない。ニトリ KFJ-3ZD(幅74cm)は左右を13.0cmまで削る
- NITEの目安では、皮膚の温度が45℃なら1〜3時間で低温やけどに至る。表面温度が約45℃以上の製品も多い。当て続けない、マットは折らない、温風を脚に向けっぱなしにしない
足元ヒーターは、暖房の話である前にデスク下の寸法と電源の話です。個人的には、製品ページを見比べる前に、分電盤のラベルとデスク下の幅を一度測っておくのがいちばん失敗が少ないと思っています。

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